港区立高輪いきいきプラザ

2025.11.19

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心電図検査で糖尿病予備軍の発見

 「血液検査を行わずに、健診などで行われる一般的な心電図検査のデータを用いて糖尿病予備群を高精度に発見することができる新たなAIモデルの構築に成功した」と発表したのは東京科学大学大学院医歯学総合研究科 分子内分泌代謝学分野の研究グループです。加えて、「腕時計型ウェアラブル端末で記録される心電図に相当する心電図でも同様の精度が得られることを確認し、日常生活でのスクリーニングへの応用可能性を示した」とも述べています。ご存じのように、糖尿病は一度発症すると治癒が難しく、発症を予防することが最も重要です。ただ、予防の対象となる「糖尿病予備群」の発見には、血液検査が必要。さらに、健診受診率の問題や費用面の制約から、年1回の血液検査を実施することは必ずしも容易でないのが現状です。そこで、本研究では、健診で得られた心電図データを独自に構築した新規AIモデルで解析することにより、従来は気づくことができなかった心電図上の微細な変化を捉え、血液検査を行うことなく糖尿病予備群を発見することに成功したといいます。本研究グループは、「今回の研究成果を発展させることにより、健診や病院で血液検査を行わなくても、いつでも・どこでも・誰でも糖尿病予備群を見つけることができ、糖尿病の予防に役立つことが期待されます」と結んでいます。

心電図の測定だけで糖尿病予備群を発見 | Science Tokyo - 東京科学大学

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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