港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.08

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腱板断裂って何?

腱板断裂は、加齢などが原因で起こると言われていますが、よく混同されるのが四十肩や五十肩。国内では50歳以上の4人に1人に起こるようです(発症年齢のピークは、60代とも)。腱板断裂は、上腕の骨と肩甲骨とをつなぐ腱がきれてしまう状態のこと。つまり、肩についているスジが切れてしまうことです。因みに、腱板断裂がある人のうち症状の出ない無症候性がおよそ65%というデータもあります。原因は、加齢のほかに、転んで肩を強く打った,ひねってしまった、手を地面についたなど、様々です。スポーツで急激な運動をした場合や重いものを無理して持ったなどのケースも。厄介なのは、レントゲン撮影でも異常が出ない場合があるとか。ただ、進行すると肩関節が変形してしまうこともあるので要注意。治療法ですが、保存療法、リハビリ、あるいは痛みが強ければ鎮静剤の服用、注射で炎症を抑制する方法も。さて、本題ですが、大阪公立大学の研究グループは、「骨粗しょう症薬として知られる副甲状腺ホルモンが治療に有効である」と発表しました。今回、副甲状腺ホルモン(PTH)を投与することで、脂肪浸潤、筋萎縮の抑制効果があることを明らかにしたそうです。また、筋再生に応用できる可能性があるとも。今後、高齢化がさらに進む社会において、ロコモティブシンドローム対策の一助になればと伝えています。

 

肩痛研究最前線 骨粗鬆症薬として知られる副甲状腺ホルモンが腱板断裂の治療にも有効であることが明らかに|大阪公立大学 (omu.ac.jp)

 

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