港区立高輪いきいきプラザ

2025.10.29

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高齢者の男性に多い膀胱がん

日本における膀胱がんの罹患率は、10万人あたり約18.5人で、男性の罹患率は女性の約4倍だそうです。全患者の94%を60歳以上が占める高齢者に多いがんです。国立がん研究センターのHPによると、「膀胱がんの主な症状には、血尿や頻尿、排尿時の痛み、尿が残る感じ、切迫した尿意などがあります。血尿には、尿の色が赤や茶色になり目で見て分かる血尿と、顕微鏡でしか確認できない血尿があります。がんが進行すると、尿が出にくくなったり、わき腹や腰、背中が痛んだり、足がむくんだりすることも」とのこと。日刊ゲンダイ健康面の記事によると、膀胱がんは、がんの広がりや深さによって「筋層非浸潤性膀胱がん」と「筋層浸潤性膀胱がん」、「転移性膀胱がん」に分けられるそうです。比較的早期が「筋層非浸潤性膀胱がん」、進行し筋層まで及んでいるのが「筋層浸潤性膀胱がん」。患者の7割は筋層非浸潤性膀胱がんになるとか。同記事によると、膀胱がんを疑う症状が見られてから受診まで1カ月超の患者が2割弱いたといいます。その理由として「受診することの心理的抵抗」「症状が軽度であったため」が34%だったとか。因みに、膀胱がんと診断されたら、「尿道から内視鏡を挿入し、膀胱内のがんを電気メスで切除する『TURBT』という治療が行われますが、これは検査も兼ねており、切除した組織を調べ、がんの広がりや深さの診断を行う」ということです。注意したいのは、他のがんでは早期発見で完全切除すれば治療が完了するケースも少なくないのですが、膀胱がんは早期であっても多くの場合、がん切除後に再発を繰り返す厄介ながんだそうです。詳細については、国立がん研究センターのHP「膀胱がん」に、病状から治療までさまざまな情報が掲載されていますのでぜひご参照ください。

膀胱がん:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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