2024.01.12
- ニュース
パーキンソン病関連疾患の病態解明
65歳以上の100人に1人が罹患するとされるパーキンソン病。この病気を引き起こすタンパク質「αシヌクレイン」がエピゲノムに関与することで神経細胞死が生じると考えられてきましたが、その明確な役割は明らかにされませんでした。そこで、東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の研究グループは、パーキンソン病患者の脳内で生じる神経細胞死の最大の原因は、αシヌクレイン毒性であり、その毒性をもたらす経路のひとつが核でのエピゲノム変容であると明らかにしました。エピゲノムとは、遺伝子DNAからつくられるRNAの量を調整する役割を持っているとか。本研究グループは、今回の発見によって、パーキンソン病関連疾患の病態解明に貢献するとともに、今後の進行抑制治療薬の開発に役立つだろうと述べています。
パーキンソン病のエピゲノム病態を解明 〜新たな進行... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-