港区立高輪いきいきプラザ

2025.08.27

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夜型の人には腰痛が多い?

「夜型の人には腰痛が多いことを発見」と発表したのは、藤田医科大学整形外科学らの研究グループです。本研究グループは、「クロノタイプ(人が1日の中で最も活動的である時間帯)の健康への影響に着目し、4,728人の労働者集団を対象とした分析を行った」とか。その結果、日本において夜型の人(活発に活動できる時間が夜に傾いている人)は朝型の人(活発に活動できる時間が朝に傾いている人)に比べて腰痛を有する割合が高いことを明らかにした、と述べています。 実は、腰痛は日本人が最も多く訴える自覚症状だそうです。腰に負荷がかかる原因は、仕事、肥満、運動不足、喫煙、心理的ストレスなどさまざま。そうした中、夜型の人は腰痛を有する割合が高いとするいくつかの報告がありましたが、これまでは特定の年齢・職業集団や対象者数の少ない集団で行われていたそうです。そこで本研究では、多様な年齢層が含まれる日本の労働者集団において、夜型の人が腰痛を有する割合を調査したそうです。その結果、「夜型の人々は朝型の人々に比べて腰痛を有する確率が1.46倍高いことが明らかになった」と述べています。ただ、「夜型が本当に腰痛の原因か、またそのメカニズムは不明ですので、前向きコホート研究や、時計遺伝子と痛みの関連を明らかにするような生物学的研究を進めていく必要がある」とも述べています。本研究グループは、「今後の腰痛予防対策ではクロノタイプを考慮することになるかもしれません」と結んでいます。

夜型の人には腰痛が多いことを発見 ~腰痛予防への新知見~ | 藤田医科大学 - Fujita Health University

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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