2025.08.27
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咳はさまざま
咳にもさまざまな原因があるようです。そもそも咳は、呼吸に伴ってウイルスや異物を吸い込んだ時に、それらを体の外に排出するために起こる防御反応です。この反射的な咳は、食べ物や異物が気道に誤嚥された場合や気道への何らかの刺激で持続的に誘発される場合もあり、気道感染や気管支喘息などの病気が原因であることがあるようです。さて、急性の咳の場合(急性咳嗽)は、咳の持続期間が3週間未満のものだとか。一方、「遷延性咳嗽」は、咳の持続期間が3週間以上、8週間未満のものだそうです。多くは、ウイルスによる感冒(風邪症候群)によって引き起こされるとか。国立長寿医療研究センターのHPから「その咳、ただの風邪じゃないかも? 」に教えられました。「慢性咳嗽」と言うのもあります。咳の持続期間が8週間以上のもので、「気管支喘息、副鼻腔炎、逆流性食道炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)」などの病気が原因となっていると説明しています。少し意外なのは、逆流性食道炎。「胃の内容物が食道に逆流したり、食道が蠕動するときの神経反射によって引き起こされる咳」だそうです。最後に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)。当HPによると、「タバコなど有害ガスを長期間吸入して引き起こされた気管支の炎症によって、咳や痰、息切れが自覚される病気」だという事です。現在喫煙している、あるいは過去10年以上の喫煙歴がある人は、「喀痰を伴った咳が持続している場合は、COPDかもしれない」という事です。国立長寿医療研究センターは、「咳が長引く場合や徐々に悪化していく場合には病気が隠れていることもあり、注意が必要です」と述べ、「気になる症状があれば、まずは、当センターの呼吸器内科にご相談ください」と呼びかけています。
その咳、ただの風邪じゃないかも? ー咳の種類と原因についてー | 国立長寿医療研究センター
画像はHPから引用させて頂きました。
SM