2025.08.01
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ダニ媒介性脳炎ウイルスへの新たな治療法
「ダニ媒介性脳炎ウイルスに対し、 感染後の脳内からウイルスを排除できることを発見」 と発表したのは、長崎大学高度感染症研究センター及び北海道大学大学院獣医学研究院らの研究グループです。ダニ媒介性脳炎は、日本国内でも発生が報告されているそうで、重篤な脳炎を特徴とするウイルス性感染症だとか。感染後、ウイルスは脳内に侵入し、中枢神経症状を引き起こしますが、これまで有効な治療法は確立されていないと言われています。本研究では、「血液脳関門を透過するペプチドを融合した抗体を開発し、国内外で脳炎患者が発生しているダニ媒介性脳炎ウイルスに対して、感染後の脳内からウイルスを排除できることを示した」そうです。今後は、「ダニ媒介性脳炎を始めとするウイルス性神経疾患への治療法開発への応用が期待される」と述べています。
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM