2025.07.23
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老化は病気?
第一回世界長寿サミットの開催をレポートした記事が時事メディカルに掲載されていましたが、それによると「老化は病気」だから治せる、というのです。加齢で体が衰えれば、寿命も短くなると考えがちですが、そうばかりとは言い切れないという話題です。本長寿サミットに、加齢や長寿に精通したエキスパートが参加し、最新の研究成果を報告しました。例えば、血管が硬いと脈が速く伝わり、動脈硬化が進む。その結果、血管年齢が上昇するといわれています。そこで、重要なのが運動習慣。血管年齢を若返えらせることは言うまでもありません。もうひとつ注目すべきは、同記事によると、ビフィズス菌。主に大腸に生息するビフィズス菌は乳酸だけでなく、酢酸も作るそうです。腸内で働く酢酸は悪玉菌を殺し、善玉菌の餌になるということです。つまり、肥満の予防になるというわけ。加えて、腸のバリア機能を高めることも報告されているとか。ともあれ、年齢には、生物学的年齢と暦年齢があることはご存じの通り。で、大切なのは、生物学的年齢。これは体の細胞や組織の状態に基づく年齢で、同記事によると「見た目や健康寿命、加齢に伴う疾患リスクを反映するもの」だそうです。つまり、暦年齢60歳で生物学的年齢55歳の場合は健康寿命が長くなるということをお忘れなく。
SM