港区立高輪いきいきプラザ

2025.07.23

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メタボはなぜダメか

メタボリックシンドローム(略してメタボ)が日本で流行語のように注目を集めたのは2006年。以来、このメタボを通じて私たちは健康意識を高めたといっても過言ではありません。端的に言えば、メタボとは「内臓脂肪型肥満」プラス高血圧・高血糖・脂質異常という生活習慣病リスクが重なっている状態のことです。では、「なぜメタボは悪いのか」と改めて問えば、前述の複数のリスクが相互に影響し、動脈硬化が進行し、その結果心筋梗塞や脳卒中などの病気の発症リスクが高まるからです。一方、太っているほど健康、という誤った情報があることも事実です。国立長寿医療研究センターのHPによれば、「オペシティーパラドックス」とは、高齢者の過体重の人々が正常体重の人々よりも死亡リスクが低いという現象を指すのだそうです。しかし、この現象はあくまで「すでに重症化した疾患を持つ患者特有のものである」と断じています。要は、健康な人にとって肥満、内臓脂肪の過剰蓄積は決して望ましいことではないのです。ともあれ、繰り言になりますが、メタボ解消のカギは、「運動習慣」「食生活の改善」「禁煙」「質の良い睡眠とストレス管理」であることは言うまでもありません。

 https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/56.htm

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

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