2025.07.11
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高齢者のうつ症状と便秘の関係
うつ症状を含む気分障害は、高齢者に多く見られ、生活の質(QOL)に大きな影響を与えていますが、便秘症状もまた60歳代以降の男性に急増しているそうです。その便秘症状がうつ症状同様QOLに大いに関わっているというお話です。順天堂大学医学部付属順天堂高齢者東京江東高齢者医療センターらの研究グループは、「国際的に広く用いられている評価スケール」を用いて、高齢者のうつ症状が便秘症状と関連していると発表しました。具体的には、高齢者ではうつ症状の強さに比例して、便秘症状は重症であったことと、逆流・下痢の症状も悪化しており、やせ(BMI)や認知機能低下とも関連していたと述べています。本研究グループは、健康寿命延伸対策として、フレイル、サルコペニア、認知症、骨粗しょう症などの治療をトータルにマネージメントして、高齢者の健康長寿に積極的にかかわり予防対策に努めたいと結んでいます。
本邦初:高齢者のうつ症状が便秘症状と関連することを国際的に広く用いられている評価スケールを用いて確認|ニュース&イベント|順天堂大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM