港区立高輪いきいきプラザ

2025.06.11

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口腔内細菌叢と腸内細菌叢の深い関係

歯周病患者においては、唾液中の細菌叢だけでなく、腸内細菌叢にも乱れが生じていることが明らかになった、と発表したのは理化学研究所、群馬大学らの研究グループです。40代以上の多くが罹患していると言われている歯周病。口腔内細菌によって歯周病になると、歯根膜や歯根骨まで炎症によって破壊されます。気づかないうちに進行しますので、「サイレント・ディジーズ」とも呼ばれています。本研究グループは、これまで明らかにされていなかった歯周病患者の腸内細菌叢でしたが、今回の研究によって治療前の歯周病患者では、健康な人と比較して腸内細菌に含まれる細菌の種類が増加していることを突き止めたそうです。今後は、大腸がんや炎症性腸疾患など口腔から移行した歯周病細菌の関与を明らかにすることで、歯周病治療の予防や治療に役立てたいと期待を寄せています。

【プレスリリース】口腔細菌叢の乱れは腸内細菌叢の乱れ -歯周病に罹患すると腸内細菌叢が乱れて全身に悪影響の恐れ- | 国立大学法人群馬大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

 SM

 

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