2025.06.11
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メタボとロコモの深い関係
健診のデータを用いてメタボとロコモの有病率とその関連性を解析したのは、千葉大学大学院医学研究院らの研究グループです。メタボもロコモもどちらも50代から重複して出現しやすいこと、ゆえに早期介入の重要性を明らかにしたと発表しました。2021年度に健診を受けた35,059人を対象に行った調査で、ロコモは全体の約15%、メタボは約7,5%が該当。そして、メタボ該当者はロコモのリスクが1,8倍上昇することが分かったそうです。加えて、メタボの有無に関係なく、加齢に伴いロコモの割合は増加、全年齢でメタボのある者はロコモの割合が高いことも示されたと述べています。本プレスリリースによると、ロコモは高齢者の足腰の衰えとしてとらえがちですが、中高年期におけるメタボがロコモのリスク因子となることが統計的に示されたということです。このため、こうしたリスクを早期に発見し介入するために「メタボとロコモ」の同時健診の導入が有効であると結んでいます。
「メタボ」と「ロコモ」の深い関係を3万人超の健診データで解明 ― 50代から進行する運動機能の低下を予測する手がかりに― | 国立大学法人 千葉大学|Chiba University
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM