2023.12.22
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骨粗鬆症に関連する死亡者数
骨粗鬆症脆弱性骨折による実際の死亡者数は、人口動態総計として公表されている数値よりもおよそ19倍に上る可能性があると、千葉大学病院らの研究グループが発表しました。本研究グループは、骨粗鬆症に関連する死亡者数を再評価する目的で疫学研究を実施したところ、2018年を例に挙げれば、大腿骨近位部骨折や脊椎骨折による高齢者の死亡は、3437例あり両者を合わせると、3627例が骨粗鬆症に関連する死亡者数と推定されると述べています(12月13日付ヨミドクターより引用)。実際の死亡者数が大幅に多くなった原因として、死亡診断書に記載された諸死因のうち1つを原死因として選択するか、単独の死因では不十分で複数の死因の解析が必要な場合もあり、今回はこれに該当すると話しています。