2023.12.15
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自立高齢者の39%が慢性疼痛
筋肉や骨など体のどこかに痛みがあると、その影響で介護予防がおろそかになり、生活の質を低下させるリスクがあると、順天堂大学大学院医科研究科の研究グループが発表しました。2019年に行った大規模調査では、慢性運動器疼痛の保有率は全体の39%で、女性の保有率の方が高かったそうです。さらに、分析対象として含まれていない入院中や施設入所中の人などを含めるとさらに高い痛みの保有率になるはずだと述べています。こうした点から、今回の調査結果は、高齢者における慢性の痛みへの対策を検討する際の重要な基本的データにになると結んでいます。