港区立高輪いきいきプラザ

2024.12.25

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ストレスと皮膚アレルギー

 「病は気から」と言われるように、神経系が免疫系に対して何らかの調節作用を有していることは古くから指摘されていますが、順天堂大学大学院医学研究科 環境医学研究所らの共同研究グループは、「精神的ストレスが皮膚アレルギーを悪化させるメカニズムを解明した」と発表しました。具体的には、「交感神経由来のストレスホルモンが抗炎症性マクロファージ(免疫細胞の一種)のβ2アドレナリン受容体を介して抗炎症機能を低下させ、炎症を悪化させていることを突き止めた」というのです。本研究では、独自のストレス負荷プロトコールをアレルギー性皮膚炎マウスモデルに応用することで解析を行ったとか。本研究によってストレスが免疫細胞の性質まで変えてしまうことが明らかになったことから、今後は「皮膚アレルギーのみならず、他のストレス関連性の疾患がどのようにして発症しているかを解き明かすヒントにもなるだろう」と述べ、従来、治療が困難であったストレス性の皮膚アレルギー炎症に対し、新規治療薬開発の可能性を示すものである」と結んでいます。ストレスは、免疫細胞を狂わせてしまうのですね。

精神的ストレスがアトピー性皮膚炎を悪化させるメカニズムを解明|ニュース&イベント|順天堂大学

画像はプレスリリースから引用させていただきました。高輪いきいきプラザ SM

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