2024.12.20
水洗トイレは便器の蓋を閉めて流しましょう!
「トイレ水洗時に生じる飛沫の見える化と飛散ウイルスの定量測定に成功」と発表したのは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所センシングシステム研究センターらの研究グループです。便器のふたの開閉による違いなどを考慮し、水洗トイレ洗浄時に発生するエアロゾルの空間分布を測定し、どの程度ウイルスが飛散するかを推定したそうです。つまり、水洗トイレの日常の使用や衛生管理における注意点を科学的な観点から明らかにすることに取り組んだと述べています。具体的には、まず部屋の湿度や便器のふたの開閉によって、水洗時に発生するエアロゾルの量や広がり方がどのように影響を受けるかについて、パーティクルカウンターという装置を用いた検証を行ったそうです。次に、水洗によって発生する飛沫と共に空間に放出される、または便器に付着するウイルス量の測定でした。その結果として、端的に言えば、「便器のふたを閉めて流してください」という結論に至ったそうです。今回、水洗トイレ使用時の衛生管理に重要な科学的根拠に基づく知見が明らかになったことで、この知見が生かされた“衛生度”という新たな付加価値を備えた便器の開発につながることが期待されると結んでいます。
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20241028/pr20241028.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。高輪いきいきプラザ SM
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