港区立高輪いきいきプラザ

2024.12.18

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高齢者と便秘

高齢者の慢性便秘症に注意を促しているのは、横浜市立大学附属病院の中島淳主任教授です。時事メディカル(1218日付)の記事の中で、「排便が週3回未満、強くいきまないと便が出ない、残便感がある、1度に出せず日に何度もトイレに行く」という症状があれば、「慢性便秘症」なのだと話しています。その有病率は、70歳以上になると増加傾向にあるとか。主な原因は、加齢によって、「腸の内容物を先に押し出すぜん動運動や便排出機能が低下する」ことなどを挙げています。注目すべきは、高齢者で便秘に苦しむ方は、「ない人に比べ、脳卒中などの心血管疾患の発症や死亡リスクが高く、慢性腎臓病やパーキンソン病や認知症などの合併症につながる可能性がある」と中島教授は指摘しています。さて、治療ですが、まずは「決まった時間にトイレに行くこと」「便意が感じにくい人でも、朝食後に毎日トイレに行く習慣をつけると予防につながる」そうです。また、「便秘手帳を活用して、排便回数や時間、形状をメモしておくこと」もアドバイスしています。ともあれ、便秘でお悩みの方は、自己判断せず、早めに医師に診察してもらってくださいね。

高齢者の慢性便秘症~早期治療で介護負担も軽減(横浜市立大学付属病院 中島淳主任教授)~|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

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