港区立高輪いきいきプラザ

2024.12.18

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胃がんと化学療法の効果予測

「胃がん患者一人一人のゲノム変異およびRNA発現データから腫瘍内の免疫活動の特徴を解析し、人工知能(AI)を用いて、それぞれの化学療法の効果を予測することに成功した」と発表したのは、理化学研究所(理研)生命医科学研究センターがんゲノム研究チームらの研究グループです。本グループは、「化学療法の開始前に採取した65例の進行胃がん組織の全ゲノムシークエンス解析 およびRNAシークエンス解析を行い、化学療法の効果との関連性を調べたそうです」。その結果、がん細胞のコピー数異常や腫瘍内の好中球(TAN)などの特徴が化学療法の効果と関連することが分かったそうです。加えて、TANについてシングル細胞RNA解析も行い、腫瘍の成長や転移を抑制または促進する機能を持つ構成成分があることが分かったと言います。本研究成果は、「事前にがん化学療法の効果を予測するがん精密医療および、新しいがん免疫療法の開発に貢献すると期待を寄せています。本研究により、胃がん組織のゲノム情報、免疫情報などのさまざまな情報を組み合わせることで、胃がんの化学療法の効果予測が可能であることが証明されたと、本研究ループは結んでいます。

人工知能で胃がんの化学療法の効果を予測 | 理化学研究所

人工知能で胃がんの化学療法の効果を予測-免疫ゲノム情報を基にした精密医療に期待- | NEWSCAST

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。 高輪いきいきプラザ SM

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