港区立高輪いきいきプラザ

2024.11.29

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風邪薬の服用とタイミング

「風邪薬を飲み始めるタイミング」について大正製薬が調査したところ、最も多かったのは「のどの痛み、腫れ」。次に、「発熱」で、「鼻水、鼻づまり、くしゃみ」がそのあとに続いたそうです。ところが、市販薬は風邪のひき始めに服用することが大切なのですが、のどの痛みや発熱を自覚してからでは遅いというのが専門家の意見だとか。日刊ゲンダイの1126日付の記事によると、「風邪は、ウイルスや細菌が上気道に感染して増殖して炎症を起こす病気」なので、ウイルスなどが侵入して感染した直後は、それほどの症状が出ないそうです。そのあと、のどの感染+炎症によってのどの痛みや鼻水などが現れ、さらに広がった炎症を抑えるために免疫細胞が働き、体温を上げるように指示を出すため、発熱が生じるのだとか。繰り返しになりますが、市販薬は風邪のひき始めに服用することが大切であるという事をお忘れなく。因みに、同記事では、風邪の引きはじめには漢方薬がお勧めだそうです。ご存知のように、3大漢方薬といえば、葛根湯、麻黄湯、小青竜湯。どの漢方も、体を温めて免疫力を高める効果があります。さて、ではどう使い分けるかですが、軽い悪寒がしたら、すぐに葛根湯。悪寒と同時に節々が痛むときは麻黄湯。鼻水や鼻づまりなど鼻炎症状の改善には小青竜湯が良いようです。結論として、「初期の風邪は3大漢方薬で抑え、残った症状は西洋の市販薬を使うとよい」というのが専門家のアドバイスです。ご参考にしてくださいね。

高輪いきいきプラザ SM

風邪の初期症状の正しい理解と市販薬の使い方を知る…「ひき始めに服用する」わずか4%|日刊ゲンダイDIGITAL

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