港区立高輪いきいきプラザ

2024.11.15

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うつ病と飲料

飲料とうつ病の関連についての研究結果です。 「甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、砂糖入りコーヒーによるうつ病リスク上昇と、ブラックコーヒーによるうつ病リスク低下を確認」と発表したのは、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 行動医学研究部らの研究グループです。具体的には、甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、砂糖入りコーヒーを全く飲まない人と比べて、各飲料の摂取量が多いグループでうつ病のリスクが2.3%3.6%高く、ブラックコーヒーの摂取量が多いとうつ病のリスクが1.7%低いことが示されたそうです。実は、これまで様々な飲料とうつ病との関連が報告されていましたが、「糖分による脳由来神経栄養因子の減少や炎症作用から甘味飲料によるリスク上昇、カフェインによる抗酸化作用や抗炎症作用からコーヒーや緑茶によるリスク低下」などが示されていました。加えて、野菜・果物を摂取することはうつ病に予防的に働くことが先行研究で示されてきましたが、野菜・果物ジュースがどのように働くかは示されなかったそうです。また、コーヒーについては、砂糖入りおよびブラックコーヒーに分けて検討した研究は限られていたとか。今回の研究で、野菜・果物ジュースによるその後のうつ病のリスク上昇が世界で初めて示されました。本研究から、全体としては甘味飲料の摂取を控えることが、うつ病の予防に役立つことが証明されたという事です。

飲料とうつ病の関連について ~甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、砂糖入りコーヒーによる うつ病リスク上昇と、ブラックコーヒーによるうつ病リスク低下を確認~ | 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター National Center of Neurology and Psychiatry

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。高輪いきいきプラザ SM

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