2023.12.08
- ニュース
フグ料理の季節です
寒さが一段と進む十二月。てっちり(ふぐ)料理の季節なのだそうです。万葉集に食の記録が残っているほど、日本人とフグ料理は長く親密な関係があったようです。因みに、フグの漁獲高1位は言わずと知れた「北海道」。2位は石川県。でも、何故か、フグと言えば下関。これには理由があるようです。フグ漁は一時禁止されていて、時の総理大臣伊藤博文が「下関と福岡」だけ解禁したといういきさつがあり、有名になったとか。もちろん聞き覚えですが。フグを傷つけないように、ふぐ漁は延縄漁という一本の釣り糸に多くの針が付いた仕掛けで漁をするようです。前置きはさておき、本題です。フグは高タンパクで、ビタミンDやカルシウムなど、様々な栄養素が含まれています。低カロリーなのにコラーゲンたっぷりで美容にも最適な食材なのだとか。ただ、厚労省のHPによると、フグによる食中毒はフグの体内に含まれるテトロドトキシン(TTX)が主な原因であり、毎年フグによる食中毒が発生し、死亡例も報告されているそうです。同ページでは、食べることができるフグの種類、その部位、漁獲海域を定めていますので、ご参照ください。ただ、自分で釣ったフグを自分で調理したことによる食中毒や、知人からフグを譲り受けたフグを食べたことによる食中毒の事例もありますので、素人調理で処理されたフグは絶対に食べないでくださいね。