港区立高輪いきいきプラザ

2024.11.13

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変形性膝関節症って何?

関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形する「変形性膝関節症」。男女比は14で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなるそうです。主な症状は膝の痛みや水がたまるなど。日本整形外科学会のHPに教えられました。当HPによると、「初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になる」とのことです。さて、その変形性膝関節症ですが、「膝内側の圧痛の有無、関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線(レントゲン)検査」で判断されるようです。実際、国内では約800万人が膝の痛みに悩まされ、症状を自覚していない人も含めた患者は約2500万人いるとか。さて、その予防法ですが、①ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える②正座をさける➂肥満であれば減量する➃膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする➄和式ではなく、洋式トイレを使用する、などを同学会ではアドバイスしています。次に、治療ですが、11月13日付ヨミドクターの記事によると、「関節への負荷を軽減するため膝関節周辺の筋肉を鍛えたり、鎮痛剤で痛みを抑えたりする保存療法を行う」ケースや「人工関節に置き換えたり、すねや太ももの骨を切り込み矯正して膝関節にかかる力のバランスを整えたりする手術療法」があるそうです。加えて、23年6月に保険適用された「末梢神経ラジオ波焼灼療法」という治療法があります。これは、直径約2ミリの電極針を膝に刺して、膝関節の周りにある痛みを感じる主要な神経3本を焼く方法だとか。米国での臨床試験では、「ラジオ波治療が74%で、関節内へのステロイド注射による保存療法(16%)を大きく上回った」そうです。ともあれ、繰り返しになりますが、適切な体重を維持し、バランスのとれた食生活を心がけ、日頃から運動を心掛けることが第一の予防対策のようです。

参考資料

整形外科・ポーツ診療科|変形性膝関節症|順天堂大学医学部附属順天堂医院

 画像は日本整形外科学会のHPより引用させて頂きました。高輪いきいきプラザ SM

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