港区立高輪いきいきプラザ

2024.11.06

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食塩過剰摂取と認知機能

藤田医科大学医療科学部レギュラトリーサイエンス分野らの研究グループは、大豆レシチン(大豆から抽出される天然のリン脂質)の血圧低下作用に着目し、レシチンを加水分解し、乳化作用を強化させた大豆リゾレシチンの高塩分負荷マウスを実験にして、塩分の取りすぎによる高血圧と認知症の予防効果を検証したと発表しました。この結果、「大豆リゾレシチンが高塩分負荷による小腸での炎症や、前頭皮質でのタウタンパク質のリン酸化を抑制し、血圧上昇や認知機能低下を予防することを突き止めた」そうです。本研究成果によって、大豆リゾレシチンを摂取することで、塩分のとりすぎに注意し、認知症予防につながることが期待できると述べています。ご存じのように、「塩分の過剰摂取は高血圧や認知機能低下と関連しており、その一因として、免疫細胞の活性化が引き起こす塩分感受性高血圧や、炎症による血管障害が挙げられる」そうです。本研究グループは、塩分の過剰摂取によって腸内での免疫応答が炎症性サイトカインの増加を促し、認知機能に悪影響を及ぼすことなどを挙げており、こうしたことをマウスモデルで検証したという事です。

大豆リゾレシチンで塩分の取りすぎによる 高血圧と認知症を予防できることを発見 | 藤田医科大学 - Fujita Health University

画像はプレスリリースから引用させていただきました。 高輪いきいきプラザ SM

 

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