2024.11.06
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エッジAI型センサパッチの開発と未病の早期発見
近年、遠隔で健康管理を行う時計型 のウェアラブルデバイスが普及し、「心拍数」や「活動量」の計測を常時、無意識下で計測することができるようになりましたが、現状、装着感を優先してい るため、センサと体の密着性が悪く、皮膚表面から安定且つ高精度な多種バイタルを計測することは難 しいという状況の中で、北海道大学大学院情報科学研究院らの研究グループは、「絆創膏型の無線・多種バイタル計測フレキシブルマルチモーダルセンサパッチを実現した」と発表しました。「クラウドやインターネット接続無しで常時バイタル解析が可能になったことで、未病の早期発見に向けた遠隔医療や遠隔見守りへの発展に期待できる」と述べています。具体的には、「皮膚に絆創膏のように密着し、皮膚表面から多くのバイタル情報取得を目指し、柔らかいフィル ム上に、心電図(ECG)センサ、皮膚温度センサ、呼吸センサ、皮膚湿度(発汗)センサが集積されたデバイスを開発した」という事です。本研究グループは、「 ウェアラブルデバイスを皮膚に密着することで『無意識』のうちに多種バイタル情報を精度高く計測できれば、装着による異物感を感じることなく未病の早期発見や適切な治療方法の提案、そして、孤独死 などを大幅に減少することに繋がる可能性がある」と述べ、「安心」「安全」「快適」「健康」な社会の実現へと繋がり、より幸福度が高く、活気にあふれた近未来社会の理想像の実現へと結びつけることが期待できるだろうと結んでいます。
新着情報: エッジAI型センサパッチの開発にはじめて成功~未病の早期発見に向けた遠隔医療・遠隔見守りへの貢献に期待~(情報科学研究院 教授 竹井邦晴)
画像はプレスリリースから引用させていただきました。高輪いきいきプラザ SM