港区立高輪いきいきプラザ

2024.10.30

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物を落とす行為と認知症の関係は?

10月29日付日刊ゲンダイ健康面に、「持っている物をよく落とすのは認知症の始まりなのか?」と題する記事が掲載されていましたが、突然手に力が入らなくなって物を落とすのは要注意だそうです。なぜなら、脳の血管に何らかの症状が出ている可能性があるから、だそうです。実際、同記事によると、「顔が麻痺したり、けいれんしたりする」「言葉が出なくなる」「片側の視野が欠ける」「フラフラして歩けなくなる」などの症状があれば、リスクが高いとか。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「ACT-FAST」という標語があり、「F=face(顔がゆがむ)」「A=arm(手の脱力)」「S=speech(言葉が出ない)」「T=time(急げ)」、つまり「FASが見られれば急いで行動せよ」と注意喚起しています。また、一過性脳虚血発作の場合は、「物を落とす」などの症状があっても、長くは継続せず一時的だとか。ただ、加齢とともに脳が老化すると、つい何かに気を取られて注意散漫になる事も原因のひとつとして考えられるようです。つまり、必ずしも認知症が始まったという訳ではないのです。他にも、脊柱管狭窄症や頚椎椎間板ヘルニアなどで神経が圧迫され、しびれや痛みなどで手の動きが悪くなっているケースや膠原病やリウマチで手指の動きが悪くなっているケースも想定できます。ともあれ、何か違和感を持たれておられる方は、早めにかかりつけ医に相談してみてくださいね。

「持っている物をよく落とす」のは認知症の始まりなのか?|日刊ゲンダイDIGITAL

高輪いきいきプラザ SM

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