港区立高輪いきいきプラザ

2024.10.30

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がんロコモって何ですか?

「がんロコモ」という言葉を聞いたことはありますか?これは、がん患者ががんそのものやその治療のために、骨や関節、筋肉や神経といった運動器に障害が起きることで、文字通りロコモシンドロームに陥ることです。時事メディカル(10月28日付け)の記事の中で、帝京大学医学部付属病院緒方直史主任教授が言及していました。「進行すれば、衰弱や転倒による骨折リスクにつながり、将来的な要介護リスクが高まる」と緒方先生は警鐘を鳴らしています。がん患者のうち約96%がロコモに該当していたというデータがあるとか。なぜなら、がんの骨への転移や痛み、マヒなどが原因で、あるいは抗がん剤や手術など長期的な療養生活で筋力が衰えたり、薬の副作用により運動器の障害が起こることもあるようです。また、変形性関節炎や骨粗しょう症なども原因に。そこで、心掛けたいのが運動。ただ、やみくもに運動をしてもダメ。そこで、まずは「ロコモ度」を調べるのが重要である、と前述の先生は述べています。日本整形外科学会のHPには、ロコモ度テストが載っていますので、チェックしてみると良いでしょう。自分のロコモ度を知ることで、「年齢や体力・筋力、病気や治療の状態に合わせて、無理のない範囲」で運動を行うことが求められています。要は、がんの治療を優先させるのではなく、できる限り運動を取り入れることが大切なようです。

治療中も運動を~がんロコモは軽視禁物(帝京大学医学部付属病院 緒方直史主任教授)~|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

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