港区立高輪いきいきプラザ

2023.12.06

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貧血とたちくらみ

健康診断の項目にあるヘモグロビンとは何でしょうか?実は、赤血球の中にある、酸素を運ぶタンパク質なのだそうです。で、その基準範囲は、男性が1418グラム/デシリットル、女性が1216グラム/デシリットルだとか。ところで、「立ちくらみ」の時に「貧血ですか?」と問われることはありませんか。時事メディカルで、医師の山本健人氏が次のように説明しています。医学用語ではない「脳貧血」という言葉が使われる際に、医学用語の「貧血」と混同されて誤用されたのではとのことです。山本先生曰く、立ちくらみとは「重力に従って一時的に脳の血流が乏しくなることで起こる現象です。脳は酸素不足に弱く、酸素の供給が途絶えると、瞬間的に意識を失ってしまうからです(上述の記事「貧血という言葉の誤用」から引用)とのこと。一方、貧血に関しては、ヘモグロビンの濃度が低い状態になると、酸素の運搬がうまくいかず、各臓器に酸素が不足になってしまうのだとか。そのため、貧血状態になると、立ちくらみが起きやすいというのです。ただ、起立性低血圧でも立ちくらみが起こるようですし、内臓疾患に関連していることもあるようですから、不安を抱えている方は、早めにかかりつけ医にご相談ください。

 

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