2023.12.06
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がん再発に超高感度血液検査
一度がんに罹患した人は再発への不安を抱えているはず。医療においては、どのがんであっても再発を早期発見することは、喫緊の課題です。岩手医科大学の研究では、患者個人に合わせた「超高感度血液検査」で食道がんの再発を早期に検出する方法を開発しています。この調査方法は、血液中に流れるがん由来のDNAを用いたもので、CT検査や腫瘍マーカー検査に比べ、高い精度で早期の再発検出、治療効果測定などができるとのことです。加えて、食道がんを対象に低コスト化を実現。さらに、個々の患者のがんに生じている遺伝子変異が患者特有の腫瘍マーカーとなるため、食道がん以外の多くのがんにも応用が可能であり、今後の腫瘍マーカー検査を大きく改善するだろうと述べています。
https://www.iwate-med.ac.jp/wp/wp-content/uploads/ba2b7f7a423599b746839915e307fad9.pdf