2024.10.09
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がんと肥満
肝細胞癌の手術後の再発や生存率に対して、肥満や糖尿病がどのような影響を与えるのか研究を行ったのは、大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵外科学らの研究グループです。具体的には、肝切除術を受けた肝細胞癌患者1,644例を対象に、肥満・糖尿病と術後成績の関連を分析したところ、「肥満と糖尿病を併存していると術後2年以降全ての再発リスクが約1.5倍、死亡リスクは約1.3倍に上昇していること、また、術後5年以降全ての再発リスクは、肥満を併存している場合は約3.8倍、糖尿病を併存している場合は約2.0倍に上昇することが明らかになった」とのことです。本研究グループは、この研究結果によって「癌再発の早期発見や適切な治療方針の決定に有用と考えられる」と述べています。
生活習慣病は肝がんの再発リスクを高める!|大阪公立大学 (omu.ac.jp)
画像はプレスリリースから引用させていただきました。高輪いきいきプラザ SM