2024.10.02
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口腔内の病変を、超音波を用いて検査
「口腔内の腫瘤性病変に対して超音波検査を口腔内へ応用することで痛みや不快症状を伴わずに病変の検査を行い、高い精度での診断が可能となった」と発表したのは、広島大学病院歯科放射線科らの研究グループです。これまで超音波検査を口腔内に応用し、口腔癌を可視化し、診断・治療レベルの向上、口腔癌の予後予測に関する研究を行ってきたそうですが、今回の研究では、「口腔癌以外の口腔内の病変に対して超音波検査を応用し、痛みや不快症状がなく診断する方法を開発」。そして、「各病変の超音波画像と病理組織画像を対比することで、超音波画像に現れる病変の特徴を詳しく観察した」そうです。その結果、「超音波検査を用いることで口腔内の様々な病変について高い精度で診断できることが示唆された」と述べています。ともあれ、本研究の結果、「口腔内の5つの病変について超音波検査画像の特徴を明らかにし、 痛みや不快感のない方法で診断できることが示唆された」とのことです。これらの結果をもとにさらなる診断精度の向上やその他の口腔内病変の診断へ広げていきたいと考えています、と結んでいます。
令和6年度 | 広島大学 (hiroshima-u.ac.jp)