2024.09.27
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自立支援ロボットと介護予防
自立支援ロボット「装着型サイボーグ HAL®」を活用した介護予防プログラムを発表したのは、神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科および慶應義塾大学らの研究グループです。具体的には、フレイル、プレフレイルと診断された高齢者の方79名を対象に、5週間にわたり、自立支援ロボット「 HAL® 腰タイプ」を活用した運動プログラムに参加いただき、どのように改善するかを検証したそうです。その結果、77名の方がプログラムを完了。「HAL® 腰タイプ」を活用した実施群では、対照群と比較して、通常歩行速度の変化量が平均で33%増の+0.35 (0.04) m/秒 と、統計学的に有意な改善を認めたということです。本研究では、「短期間でサルコペニアの改善をもたらすことが明らかになり、要介護のリスクの高い高齢者にとって、地域において自立した生活を続ける有望な選択肢となる可能性が示された」と述べています。
ロボットによる介護予防プログラムの効果を明らかにしました-通常歩行速度が33%増-:[慶應義塾] (keio.ac.jp)