港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.24

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10月からのインフルエンザ及び新型コロナワクチンの接種について

924日付「時事メディカル」の記事によると、今年のインフルエンザワクチンの接種が10月から開始されますが、今年は従来の注射用の不活化ワクチンと経鼻用の生ワクチンの2種類が流通するそうです。因みに、経鼻用は30ヵ国以上で使われているそうです。同記事の中で、東京医科大学病院渡航者医療センターの濱田篤郎先生は「点鼻接種なので、インフルエンザウイルスが侵入する気道粘膜の免疫力が高まり、予防効果は注射用よりも強いと考えられている」と述べています。ただ、対象年齢が2歳から18歳までに限定。加えて、接種費用が注射用よりも若干高くなるとか。新型コロナに関しては、夏の流行は9月になり収束。しかし、冬の到来とともに再燃するともいわれています。注意したいのは、冬は空気も乾燥し、呼吸器感染ウイルスが拡大しやすい環境になることを忘れてはなりません。さて、今年10月から始まる新型コロナワクチンの追加接種ですが、対象者は65歳以上の高齢者と6064歳で重篤な基礎疾患のある人。「国や自治体から助成金が出るので、負担額は一部だけ、あるいは無料とする自治体もある」との話です。で、接種を受けられる場所ですが、大規模会場ではなく、自治体(市町村)から委託を受けた医療機関で接種を受けられるようです。そのリストは、各自治体のホームページなどに掲載予定。ところで、ワクチンの種類ですが、上述の濱田先生によれば、「オミクロン株のJN.1系統を用いたワクチン」で、「JN.1系統は今夏流行したKP系統の親株で、一世代前のウイルス株ですが、KP系統への抗体も増加することが確認されています。追加接種を受けておけば、重症化を予防する効果は、かなり増強されると考えられる」と述べています。加えて、「日本国内ではmRNAワクチンを4社が、組み換えタンパクワクチンを1社が、それぞれ販売しており、どれを使用するかは医療機関によって異なるため、接種を受ける場合はワクチンの種類を確認しておくことも大切である」と結んでいます。

SM

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