港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.18

  • ニュース

健康な人の便の移植とがん治療

健康な人の便から採取した「腸内細菌叢」を消化器がんの患者に移植する臨床試験を始めると発表したのは国立がん研究センター中央病院と順天堂大学の研究グループです。当プレスリリースによると、近年免疫チェックポイント阻害薬による治療効果が得られない患者に対して「腸内細菌叢」を調整することで治療の改善の可能性が示唆されているそうです。本研究では、「健康な人の便に含まれる腸内細菌叢を、内視鏡を用いて疾患を持つ患者の腸内に注入し、バランスの取れた「腸内細菌叢」を構築。免疫チェックポイント阻害薬による治療効果が得られない患者の新たな選択肢として検討したいと述べています。因みに、人の腸管には約1000種、40兆個以上の腸内細菌が生息しているとか。また、免疫チェックポイント阻害薬とは、免疫ががん細胞を攻撃する力を保つ薬のことです。

食道がん・胃がん患者さんを対象とした「腸内細菌叢移植」の臨床試験を開始|国立がん研究センター (ncc.go.jp)

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。SM

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