港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.13

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東京湾のマイクロプラスチック濃度は?

海洋プラスチックのゴミの量は増加傾向にあり、毎年およそ800万トンが海に流出しているといわれています。世界中から、死んだ海鳥の胃の中から誤って食べたプラスチックが多く見つかり、魚の胃の中からも、細かいプラスチックが発見されているのです。このままでは2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるとの試算もあるとか。そうした中、国立大学法人東京海洋大学学術研究院らの研究グループは、「東京湾のマイクロプラスチック濃度を海面および海水中で測定し、湾奥および湾内のフロント形成域でマイクロプラスチックの分布が著しく高いことを明らかにした」と発表しました。具体的には、「東京湾を縦断する観測を実施し、海面および海水中の格子状の区画の濃度を決定し、それらの粒子濃度を体積換算することで海域のマイクロプラスチックの総量を明らかにすることができた」と述べています。ある海域でマイクロプラスチックの総量を示した初めての報告であるとも述べています。実は、東京湾は世界でもプラスチック汚染濃度の高い海域の一つだそうです。今回、東京湾の各海域、水深毎のマイクロプラスチック量が把握できたことから、今後はその収支も含めて解明し、その結果をもとに2050年までに追加的な汚染をゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に必要な情報を提供していきたいと結んでいます。

 94b6e5d2db8f70b01289c4494ccc3ab0e9b8a734.pdf (kaiyodai.ac.jp)

画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM

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