港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.13

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犬との生活と長生きの不思議な関係

人がペットとして身近に感じている犬や猫、鳥、魚などの「伴侶動物」の中で、犬との生活が最も死亡リスクを抑制している、と発表したのは国立研究開発法人国立環境研究所らの研究グループです。実は、「犬との生活が高齢期のフレイルや認知症、自立喪失の発症に対して保護的に作用すること」はすでに明らかになっていますが、「犬以外の伴侶動物を調査し、それぞれの伴侶動物と生活する人がもつ特徴を十分に考慮した上で死亡との関連性を分析した研究は、報告されていなかった」とのこと。そこで、本研究では、オーストラリアの15000人以上を対象とした追跡研究を行い、「伴侶動物(犬、猫、鳥、魚、その他)別に、社会学的要因、身体的要因、心理的要因、社会的要因から算出した傾向性スコアを用いた解析モデルにより全死亡発生リスクを算出した」そうです。その結果、犬との生活により死亡のリスクが23%抑制されることが明らかになったとか。その理由について、「犬の世話を通じた運動習慣(身体活動量)の維持が、心血管疾患による死亡のリスクを抑制していると考えられる」と述べています。加えて、「飼育と死亡のリスクとの間に意味のある関係性は見られなかった」とも述べています。

伴侶動物との生活と死亡リスク 猫、鳥、魚ではなく犬との生活が死亡リスクを抑制|2024年度|国立環境研究所 (nies.go.jp)

画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM

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