港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.11

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生体材料で歯周組織を再生

歯科用インプラント(人工歯根)を植える治療はすでに臨床応用されていますが、骨が欠損した部分に天然歯が隣在する場合の、再生した骨と歯との関係については未確認でした。そこで、東北大学大学院歯学研究科の研究グループは、「生体材料で歯周組織を再生する発展的治療を可能にし、天然歯根周囲の骨と歯根膜の完全再生を目指す」と発表しました。本研究では、「生体材料によって再生された骨と天然歯根の間に、正常な歯周組織が再生されることを発見した」とのことです。研究成果として、顎骨病変を摘出した際に、それに隣在する天然歯が骨の支持を失っても、生体材料を埋め込むことで、歯根周囲の硬組織(骨)と軟組織(歯根膜)が同時に回復して正常な状態で長期保存が可能となる、というのです。また、「歯周病の進行により歯槽骨が吸収されて歯根が露出した場合にも、本材料を応用した歯周組織の再生治療が期待できる」と述べています。今後の研究の進展に期待しましょう!

生体材料で歯周組織を再生する発展的治療を可能に 〜... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

 SM

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