港区立高輪いきいきプラザ

2023.12.01

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がん細胞自身にがんを治させる

犬は約5割ががんで死亡しているそうです。このため、安全で効果的ながん治療法を開発することは、獣医学においても重要な課題。そこで「がん細胞自身にがんを治させる」という発想のもと、効果的ながん治療法を開発したと発表したのは、大阪公立大学大学院獣医学研究科の研究グループです。実は、自己の免疫力を用いてがんを治療する免疫療法の効果を高めるには、腫瘍内で免疫細胞が活性化した状態を作ることが必要なのですが、がんに液性因子(サイトカイン)を投与してもすぐに全身へ拡散してしまうため繰り返し投与が必要になるのだそうです。そのため、効果の低減や副作用のリスクが課題として残るのだとか。そこで、本研究グループは、「サイトカイン遺伝子を入れた運搬体をがん細胞に直接投与することで、がん細胞自らに免疫細胞を活性化するサイトカインを作らせることに成功した」そうです。今後は、本方法の安全性の検証を進めるとともに、人と同様にがんでの死亡が多い犬への応用を目指したいと述べています。

遺伝子導入でがんが自滅!がん細胞が自らを攻撃する免疫状態を作ることに成功|大阪公立大学 (omu.ac.jp)

 

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