2024.09.06
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心血管疾患の患者の皮膚にバイオセンサを貼るだけで汗の乳酸値を測定
心血管疾患患者にとって、適切な運動量はどのくらいなのか、運動強度を含め正確に評価するために、嫌気性代謝閾値(AT)という指標が用いられてきましたが、煩瑣で複雑な検査が必要でした。そこで、慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センターらの共同研究グループは、本治験において、汗中乳酸値の測定から得られた汗乳酸性代謝閾値(sLT)で嫌気性代謝閾値(AT)を推定できることが示され、主要評価項目を達成し、有効性を確認した、と発表しました。また、汗乳酸センサを貼付することに関連した有害事象はなく、安全性も確認されたという事です。心血管疾患の患者に対して、皮膚に貼るだけで汗の乳酸値を測定できるバイオセンサを用いた新しい運動評価法の開発は、心疾患患者のリハビリテーションが適切に実施され、より多くの患者に、運動療法が普及する可能性を秘めていると期待を寄せています。
心血管疾患の患者に対して、皮膚に貼るだけで汗の乳酸値を測定できるバイオセンサを用いた新しい運動評価法の開発-医師主導治験で有効性を確認-:[慶應義塾] (keio.ac.jp)
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。SM