港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.06

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「夕暮れ症候群」って何ですか?

国立長寿医療研究センターのHPによると、認知症の方が朝から昼は穏やかですが、夕方になると落ち着かず、自宅にいるのに家に帰りますと出ていこうとする行動を「夕暮れ症候群」というのだそうです。その原因ですが、「1日の睡眠と覚醒のリズムがおかしくなるため」だと説明しています。また、眠くなって判断力が低下して混乱が生じ、今いる場所がどこなのか分からなくなるため、とも言われています。加えて、自律神経の乱れ、薬の副作用も関係しているようです。さて、対応策ですが、上述の研究センターでは次のように説明しています。①夕方、暗くなる前に早めに点灯する ②昼寝を制限する ③日中の日光浴をおこなう。さらに、介護者がいつも明るく接していることができる状態であることも重要なのだとか。ご存知の通り、認知症の方は脳機能が低下している状態ですので、少しの眠気でも記憶力や判断力が一時的に悪化してしまうケースがあると言われています。ともあれ、繰り返しになりますが、暗くなる時間帯は部屋の照明を明るく保つように心がけること。それが、「夕暮れ症候群」の軽減につながることは言うまでもありません。

朝から昼は穏やかですが、夕方になると落ち着かず、自宅にいるのに「家に帰ります」と言ったり、出ていこうとして困ります。どうすればいいですか? 国立長寿医療研究センター (ncgg.go.jp)

SM

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