港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.04

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甘味カフェイン飲料の摂り過ぎで昼夜逆転?

「甘味カフェイン飲料の摂り過ぎで昼夜逆転?」と発表したのは、広島大学大学院医系科学研究科の研究グループです。「栄養ドリンクや、砂糖入りのコーヒーといった甘味を加えたカフェイン水の飲水が、マウスの活動リズムを大きく遅らせ、個体によっては普段の夜行性から、昼行性を示すマウスも現れた」というのです。つまり、甘味カフェイン飲水により、中枢時計に依存しない長周期の活動リズムが出現し、末梢臓器の体内時計が乱れたと述べています。こうした結果は、「栄養ドリンクやコーヒーなど、甘味カフェイン飲料摂取による生活リズムの乱れの、メカニズム解明に繋がる可能性がある」と注意を促しています。本実験では、0.1%カフェイン(エスプレッソの半分の濃度)と、1%スクロース(エナジードリンクの10分の1)または0.1%サッカリン(人工甘味料)を含む甘味カフェイン水を使用したとか。本研究グループは、「カフェイン摂取により、夜眠れなくなり、遅寝・遅起きといった生活リズムになってしまう可能性を示唆するだけでなく、カフェイン飲料への甘味の追加が、さらにその影響を悪化させることを示す結果である」と結んでいます。因みに、カフェインの摂取は、心血管疾患や糖尿病、死亡率の低下との関連が疫学研究で示されています。また、中毒性や、睡眠、QOLの低下との関連も指摘されているようです。加えて、生活リズムが夜型な人(遅寝・遅起き)は、朝型な人に比べて、カフェインの摂取量が多いという調査結果もあるそうです。

 甘味カフェイン飲水によるマウス体内時計と活動リズムの変化〜甘味カフェイン飲料の摂り過ぎで昼夜逆転?!〜 | 広島大学 (hiroshima-u.ac.jp)

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM 

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