港区立高輪いきいきプラザ

2024.08.28

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歯周病と関節炎との深い関係

歯周病と全身疾患には深い関係があり、例えば糖尿病を悪化させ、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)にも関与していると言われています。そうした中、新たに歯周病菌が関節リウマチの発症や増悪化に関連深いと発表したのは東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科らの研究グループです。実は、今まで動物モデルや細胞を用いた発症・増悪化機構の解明は詳細に行われていなかったとか。本研究ではマウス関節炎モデルを用いて検証。歯周病原細菌によるインフラマソーム(病原体の感染、宿主代謝産物を感知する細胞質内センサー分子等によって形成されるタンパク複合体)の活性化が関節炎の増悪化を引き起こすという新たな知見をもたらし、長年議論されてきている「歯周病と全身疾患」の関連について重要な情報を提供したと述べています。これらの成果は関節炎のみならずアルツハイマー病などの歯周病原細菌と関連があるとされる他の全身性疾患の治療法の確立にもつながることが期待できると結んでいます。

歯周病原細菌が関節炎の増悪化を引き起こしているメカニズムを解明 」【鈴木敏彦 教授、岡野徳壽 助教】 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 (tmd.ac.jp)

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。SM

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