港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.29

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フラボノイドでうつ病と認知症を解消?

「果物にうつ病予防効果がある」と発表したのは国立がん研究センターらの研究グループです。コホート研究において、野菜やフラボノイドの豊富な果物の摂取が、うつ病のリスク低下に有益であることを確認したそうです。コホート研究とは、特定の要因に暴露している集団とそうでない集団を一定期間追跡調査することです。本研究では、果物全体とフラボノイドが豊富な果物の両方において、もっとも多く摂取したグループでうつ病のオッズ比(起きる確率と起きない確率の比較)が低かったことから、果物全体の持つ抗酸化作用などにおいてうつ病の発症に予防的に働いたのではないかと述べています。因みに、東北大学と日立ハイテクによる脳科学カンパニーによると、フラボノイドを多く含む果物などを食べると、認知機能の低下を抑制するとのことです。ご存じのように、果物にはビタミンAC、カリウムなどのミネラルの他、フラボノイドが多く含まれています。このフラボノイドですが、端的に言えばポリフェノールの一種。果物では、リンゴ、バナナ、洋ナシ、オレンジ、ブルーベリーなどに多く含まれています。ハーバード公衆衛生大学院の研究チームによると、フラボノイドの総摂取量が最も多いグループでは、最も少ないグループに比べて、認知機能の低下リスクが20%低いという結果が出たそうです。果物に加えて、大豆やきなこ、緑茶、小豆、赤ワインやブルーベリー,ゴマ、そしてピーマンや春菊、セロリやレンコンなど、幅広く野菜や大豆製品を摂取し、バランスの良い食事を心がければ、まさに鬼に金棒ではありませんか。

 

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2022/1115/index.html

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