港区立高輪いきいきプラザ

2023.11.29

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糖尿病の新たな治療法

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンを作り出す唯一の細胞である膵臓のβ細胞が減少することで血糖値が上昇し発症するのですが、このβ細胞を体内で増やす治療法を開発すべく、東北大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科学分野らの研究グループは、「マウスにおいて、脳と膵臓をつなぐ自律神経の一種である迷走神経(膵臓迷走神経)を刺激することで、体の中でβ細胞を増やすことが可能であることを世界で初めて発見した」と発表しました。因みに、迷走神経とは、「脳から心臓や肺、腹部内臓などの末梢器官に情報を伝達する自律神経の一種」です。「自律神経は交感神経と副交感神経に分類され、迷走神経は副交感神経の一種」だとか。心拍数や血圧を低下させる、消化管の運動を促すなどの働きがあるそうです。本研究グループは、今後、「自律神経刺激によってインスリン産生細胞を増やす糖尿病治療法・予防法の開発や、インスリンを作る細胞の数や働きを調節するメカニズムの解明」に取り組んでいきたいと述べています。

 神経の活化によりインスリン産生細胞を再生 ‐マウ... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

 

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