2024.08.02
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硝酸塩がう蝕抑制
「主に葉物野菜等に含まれる硝酸塩が、プラークによる酸産生を抑制することを初めて示した」と発表したのは東北大学大学院歯学研究科の研究グループです。当プレスリリースによると、「食事によって摂取された硝酸塩は、消化管から速やかに吸収され、血液を介して全身を循環し、その一部が唾液成分として再分泌されることから、私たちの口腔には常に硝酸塩が存在している」とのこと。つまり、「実際のプラークが、硝酸塩を抗菌作用を有する亜硝酸塩へと代謝し、プラークによる糖代謝(酸産生)活性を阻害することで、う蝕抑制に寄与する可能性を明らかにした」と述べています。本研究は、「硝酸塩やそれを含む野菜などの食品を、う蝕予防に応用するための有用な知見である」と結んでいます。この研究成果は、むし歯予防法の新規開発に貢献できる可能性があり、その実現が期待されます。
野菜に含まれる硝酸塩がむし歯予防をサポート ~口腔... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM