港区立高輪いきいきプラザ

2024.07.24

  • ニュース

緑内障の遺伝的リスク推定法とは?

遺伝的な要因が発症に関与していることがこれまでの研究で明らかになっている、緑内障。現在、視覚障害の原因で最も多い病気だそうです。勿論、眼圧や近視など眼科的な要因もありますが。九州大学大学院医学研究院眼病態イメージング講座らの研究グループは、「個人の原発開放隅角緑内障の遺伝的ななりやすさを数値化する手法の開発に取り組んだ」と発表しました。具体的には、東北大学が収集した患者-対照サンプルを用いて複数の遺伝的リスク計算法の精度を検証したところ、 国際コンソーシアムが報告した 127 の遺伝的変異のうち、東京大学医科学研究所のバイオバンク・ジャパンの研究参加者で実施されたゲノムワイド関連解析(GWAS)の結果が参照可能な 98 の遺伝的変異に基づき算出した遺伝的リスク計算法が最も優れた判別能を示したということです。今回の研究成果により、日本人において原発開放隅角緑内障の発症リスクの判定が遺伝情報から可能であることが示されたそうです。本研究成果は、一人一人の遺伝的な緑内障のなりやすさの違いに応じたスクリーニング検査や発症予防に役立つことが期待されると結んでいます。

原発開放隅角緑内障の遺伝的リスク推定法を開発 〜個... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む
過去の活動報告
(アーカイブ)