港区立高輪いきいきプラザ

2024.07.24

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閉経後の骨量減少と体重増加

「骨と脂肪組織の活性化が閉経後の骨量減少と体重増加に関与することを世界で初めて発見した」と発表したのは、九州大学大学院歯学研究院 OBT研究センターらの研究グループです。閉経後女性では、骨密度の低下と内臓脂肪の増加による体重増加が起こりやすいとか。そして、骨密度の低下は、骨折リスクを増大させ、内臓脂肪型肥満は、脂質異常症、メタボリック症候群や女性特有の乳がんなど、さまざまな疾患の発症リスクを上げるとの事です。当プレスリリースによると、閉経後骨粗しょう症の予防や治療に関する研究は多数あるそうですが、閉経後の骨量減少と体重増加の両方の共通メカニズムを想定した研究はほとんどないとの事。本研究では、「閉経後骨粗しょう症モデルである卵巣摘出マウスを用いて、閉経後の骨量減少と体重増加を引き起こす共通メカニズムを解明した」と述べています。超高齢化社会の健康寿命を伸ばすために、閉経後の骨量減少や肥満の予防は重要な課題。本研究グループは、今回の研究成果によって、「骨と脂肪組織を標的とした新たな治療薬の開発が期待できる」と結んでいます。

閉経後骨粗しょう症と体重増加を引き起こす共通メカニズムを解明 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) (kyushu-u.ac.jp)

画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM

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