港区立高輪いきいきプラザ

2024.07.10

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スポーツ観戦と健康度アップの不思議な関係

2万人の日本人を対象に行った大規模調査の結果によると、「スタジアムやアリーナでの観戦ならびにテレビ・インターネットでの観戦は、どちらも生活充実感と有意な正の関連があることが示された」と発表したのは、早稲田大学スポーツ科学学術院らの研究グループです。本研究グループは、「3テスラ磁気共鳴機能画像(MR)装置を用いて、スポーツを観ている際の脳活動およびスポーツ観戦頻度と脳構造の関係性を調べたそうです。そして、「スポーツを観ることで報酬系が活性化し、一時的にウェルビーイングが促進される」だけでなく、「それを繰り返すことで報酬系の構造変化が起こり、長期的なウェルビーイングにも貢献しているという神経生理学的メカニズムが示唆された」と述べています。特に、人気スポーツを観戦すると、よりスポーツ観戦によるウェルビーイングの醸成効果は強くなることが判明したとか。本研究では、「スポーツとウェルビーイングの相性の良さを科学的エビデンスとして提示できたことで、人々がスポーツを通してより充実した人生を送り、幸福に満ちたより良い社会の実現が期待できる結果となった。今後スポーツ振興政策の立案にも影響を与えることが示唆される」と結んでいます。

ウェルビーイングとスポーツ観戦の関係 – 早稲田大学 研究活動 (waseda.jp)

 (画像はプレスリリースから引用させていただきました)

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