2024.06.21
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多焦点眼内レンズとは?
日本白内障屈折矯正手術学会のHPによると、「白内障手術の時に選ぶ人工レンズ(眼内レンズ)には単焦点と多焦点の2種類がある」そうです。「多焦点眼内レンズ」は、遠くと近くが見える遠近両用眼内レンズ。「単焦点眼内レンズ」は、文字通り、ある1点にピントが合うように作られていて、くっきりと解像度が高い映像を見ることができるとHPには書かれています。ただ、「若い頃のように見たい距離にピントを合わすことができず、ほとんどの場合メガネが必要」だとか。ところで、多焦点眼内レンズは大きく分けて2か所にピントが合うもの(2焦点)、3か所にピントが合うもの(3焦点)、ピントが合う範囲が少し拡張したもの(焦点拡張型)があると記されています。 仕事や生活スタイルに合わせて多焦点眼内レンズを選ぶと、80-90%くらいの割合でメガネを掛けなくてもいいようです。同HPによると、メリットとデメリットがあり、多焦点眼内レンズは高機能な眼内レンズで、メガネの使用頻度が減ってQOL(Quality of Life)が向上する一方で、単焦点眼内レンズと比べると光を分けてピントを合わせるので、見え方の解像度が少し落ちるとか。また、暗いところではライトがまぶしく見えたりすることもあるようです。ともあれ、多焦点眼内レンズは誰にでも合うわけではないのだそうです。眼科の先生とよく相談してから眼内レンズの種類を決めるようにとアドバイスしています。詳細は、同HPをご参照ください。
多焦点眼内レンズとは|JSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)多焦点眼内レンズ情報 (jscrs-multifocal.org)