2024.06.21
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「脳小血管病」って何?
「脳小血管病」という病名を聞いた事ありますか?脳の微小な血管の障害のことで、脳卒中や認知症のリスク因子の一つだそうです。「脳ドックを受けた60代で50%超、70代は70%認められた」と話すのは、琉球大学大学院石田明夫準教授です。6月20日付時事メディカルの記事に教えられました。同記事よると、動脈硬化には注意が必要です。動脈が硬くなると、血圧が上昇し、高血圧よって動脈はさらに硬くなるという負のスパイラルを起こすからです。その結果、この「脳小血管病」が生じると言います。ところで、「動脈スティフネス」という言葉がありますが、同記事よると、血管の健康状態を知るための「脈波伝播速度検査」で評価できるとのこと。この病気、血圧の高低に関係なく、この測定検査での値が高い人のうちの55~56%に認められたというのです。つまり、脳小血管病は血圧よりも「動脈スティフネス」の数値の方が要因として可能性が高いと述べています。以前、産総研が発表したプレスリリースによると、「動脈壁の硬さを意味する動脈スティフネスは加齢ともに増大し、心血管疾患の発症リスクなる」ということですが、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を習慣的に行なうことで、加齢に伴う動脈スティフネスの進行を抑制・改善することが明らかにされている」と述べています。日々の運動がいかに大切か、説得力のある言葉ではありませんか。
動脈が硬い人は要注意~高率で脳小血管病に(琉球大学大学院 石田明夫准教授)~|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト (jiji.com)