港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.21

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アリのコロニーの大きさを知覚する仕組みとは?

「アリが自身のコロニーの大きさを知覚する仕組みを解明した」と発表したのは、琉球大学農学部及び千葉大学海洋バイオシステム研究センターらの研究グループです。沖縄に生息するトゲオオハリアリの女王は自らのコロニーが大きくなるにつれて、女王フェロモンを働き、アリに伝達するための巣内パトロールを行なうそうです。しかし、その時女王はいかにコロニーの大きさを把握できるのでしょうか。本研究では、「単純な行動ルールがこれを可能にすることを突き止めた」と述べています。パトロール中の女王が産卵する生理状態になった働きアリに出会うと、さらに多くの時間をパトロールに費やすようです。こうした行動が自己組織化を図っていることが明らかになったそうです。因みに、女王フェロモンは、「難揮発性の体表炭化水素」なのだとか。本研究グループは、「アリのコロニーサイズの知覚にも自己組織化が関与している」と結んでいます。

アリはコロニーの大きさをいかにして知るのか | 国立大学法人 千葉大学|Chiba University (chiba-u.jp)

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